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スザク×ルルーシュでC-L-A-N-N-A-D、岡春ルートのパロディ、その4(完結)。

* * * * *







「さよならだね、ルルーシュ」
怜悧な笑みがスザクの口元に浮かんだ。ルルーシュが思わず立ち去りかけたスザクの腕を掴む。
「な・・・ちょっと待て!なんだそれは!?」
「何って、きみと僕はもう何の関係もない間柄になるって事だ」
「そんな・・・っ!」
うろたえるルルーシュを見て、スザクが邪気のない笑顔で小首を傾げた。
「じゃ、僕と付き合う?」
「・・・な、なんで二択なんだっ!?」
あまりのパニックで涙目になるルルーシュの頬をスザクが両手でそっと包む。
「ルルーシュのそういう顔、本当に可愛いね」
「ほわああああっ!!!」
妖しく囁かれた言葉に、ルルーシュが頬に添えられた手を払って飛び退いた。派手な音を立てて床に椅子が転がる。ぜえぜえと肩で息をするルルーシュを見据えて、スザクがすっと目を細めた。深翠の瞳が冷たい光を放っている。
「で、どうする?・・・絶交か、俺と、付き合うか」
「ううう・・・」
唇を噛みしめて、ルルーシュが唸った。スザクが苛立たしげに眉根を寄せて、ルルーシュに背を向ける。
「早く答えないと、俺、行くぞ」
「わ、わかった・・・」
戸口へと向かうスザクに向かって、観念したようにルルーシュが口を開いた。
「おまえ、と・・・付き合う・・・」
「ありがとう、ルルーシュ」
爽やかな空気を纏って、スザクが振り返る。満面の笑みを浮かべるスザクに、ルルーシュが握りしめた拳を震わせた。
「くっ・・・昔と全然変わってないな、おまえは!」
「そうかなあ」
スザクはつかつかとルルーシュに近づくと、その腕を力任せに引き寄せる。ほわあっと間抜けな声をあげてルルーシュがよろめいた。前のめり転んだルルーシュの体をスザクが片手で抱き留める。
「昔と違って、ちゃんと満足させてあげられると思うんだけど」
「な、な、何をだ・・・っ!?」
「・・・いま聞きたい?」
「き、き、聞きたくないっ!!!」
「大丈夫、すぐに教えてあげるよ」
恐怖におののくルルーシュの顔を覗き込んで、スザクが満足げに微笑んだ。




<08-01-08>
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