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あーどうして私の書く物は前置きが長いんだろう・・・主題に入るまでが超・長くて、そこまでに力尽きてしまうっていうのはどうなんだ・・・なんかもう改めて自分の筆力に頭を抱えるばかりです。筆力っつーより構成力か。計画性のなさ及び持続性のなさがこういう所に現れているのだという事を思い知った。

スザルル普通のデート(ルルーシュ編)が書き上がらないので、その代わりに「続くか続かないか書いてる人もよくわからない、スザルルほのぼのパラレル小話・その1」を続きに放り込んでおきます。壮絶にファンタジーの予定。ちゃんと続いたらまとめてWorksの方へ放り込みますので、それでもいいやって思った人だけお願いします。ホントに短いさわりだけですけど。ちゃんと続かなかったら・・・そのへんは察して下さい。(えー)

冬の到来を告げる木枯らしが吹きすさび、伸び放題の庭木を大きく揺らす。がたがたと音を立てる窓の隙間から、冷たい風が部屋の中に吹き込んできた。
「うわー寒い!」
コタツに潜り込んでいたスザクは、首をすくめて震えながら背を丸める。
部屋の中央に据えられているコタツの電源は「切」・・・つまり足を突っ込んでいるからといって別段暖かいわけではない。古い室温計が外とほとんど変わらない気温を指しているのを睨んで、スザクは唸った。
さすがに暖房を付けるべきか、いやまだ11月初頭の今から暖房に頼っていたらこの先一体どうなる、しかし痩せ我慢で暖房を付けずに風邪でも引いたら馬鹿馬鹿しい、だがこのせっぱ詰まった状況で電気代がかさんだら――――
「ちょっとだけコタツ付けよう・・・それで、あったかくなったら切ろう・・・うん」
脳内会議の結果を押しのけ、自分に言い訳するように独り言を呟くと、スザクはコタツの電源を入れた。途端にヒーター部分がじわりと熱を持ったのがわかる。まだ微かに暖かい程度だというのに、スザクはホッとしたように息をついた。
「・・・明日バイト代が入ればなー」
天板の上にがっくりと倒れ伏して、壁にかかった数字だけのカレンダーを上目遣いに見上げる。先月は部活の遠征費用で予想外の出費を強いられてしまった。おかげで財布の中身はすっからかんというやつだ。
今日は実家から送ってきた米とみかんだけで空腹をしのがなければならない。
「ああ寒い・・・」
身も心も、おまけに財布の中身まで、と口にしかけてスザクはちょっぴり泣きたくなった。
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